なぜ　やさしい　タッチなの？

『ボッダー式マニュアル・リンパドレナージについて』  

初めてお受けになられた方からは『こんな優しいタッチで効果がでるのですか？』 と尋ねられます。 そこでなぜ優しいタッチでの施術なのか 知ってほしくて書いてみます(*^^*)

マッサージ：筋肉へアプローチし、血流を促します。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　

リンパドレナージ：約0.3mmの皮膚直下に分布している浅い組織層（真皮）があり、そこには網目状にリンパ管の開口部にアプローチします。　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

マニュアル・リンパドレナージManual　Lymph Drainage（以下MLD）

フランス語。直訳すると、『徒手的リンパ排泄法』です。 　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　看護rooより引用

私たちの体には、血管である動脈、静脈、そしてリンパ管が張り巡らされています。 　　　　　　

リンパ管の中を流れているものをリンパ液といい、それを一般的にリンパといいます。 　　　

動脈…細胞に、酸素と栄養素を運ぶ役割をしています。末端は毛細血管となり、毛細血管から細胞へ栄養や酸素を供給しています。 

静脈…先端は毛細血管から始まり、二酸化炭素や老廃物などを含む血液を心臓へ戻します。 　　　

リンパ管…静脈で回収できない大きな分子のものを回収し、静脈より心臓へ戻しています。 　　　　リンパ管の中を流れているものをリンパ液といい、それを一般的にリンパといいます。  

リンパ運搬物質について：細胞のエネルギー代謝後に出たゴミのようなもの（老廃物）、脂肪分、アルブミンなどのタンパク質、ミネラル成分、細菌類、ウイルス、化学物質、リンパ球、白血球などを運びます。 リンパ管の機能が適切に働かないと老廃物やタンパク質を含む水分が組織間に溜まり、排泄されにくくなる為にお体の不調として現れることがあります。 これらの運搬物質はリンパ節を通ります。 

リンパ節について 

『リンパの濾過』…異物を取り除いたり貪食してくれます 

『リンパ球の増殖』…免疫力をアップしてくれます 　 

◇リンパ管の構造と働きについて◇

 リンパ管は、皮膚直下0,3mm付近に網の目状に分布する表在リンパに始まり　→前集合リンパ管→集合リンパ管→深部のリンパ本管へと送られ、リンパ節を通り、浄化されたあと、再び静脈に流れ込んで全身の血流に入り、最終的に心臓に帰ります。 皮下組織中に分布する毛細リンパ管の先端部分の細胞は、ところどころ重なり合う構造になっていて、繋留フィラメントという繊維で皮下組織に固定されています。 組織間に水分が溜まると、組織間の距離が長くなるため固定された繋留フィラメントが引っ張られて毛細リンパ管のすきまが開きます。　

 そのすきまが開き、組織間の水分がリンパ管へと吸引されるしくみになっています。 繋留フィラメントが引っ張られ、組織の水分をリンパ管に送るという、他の方法がMLDによるものです。

◇どんなタッチの施術？ ◇

手のひらをやわらかく肌に密着させて、軽い圧をかけて皮膚をずらし、手の圧を抜く。 非常にやさしいタッチです。 どちらかというと皮膚一枚だけを優しく動かす…と言うと感じを少し掴んでいただけるでしょうか…？ 

リンパは半日から一日かかってゆっくりと要らなくなった水分や老廃物などを回収しながら全身を流れていきます。組織間の距離が短くなることで組織に速やかに栄養や酸素を送り届け本来の治癒力が働きやすくなる。MLDはリンパの流れに合せてゆっくりとリラックスした状態で行うので、副交感神経を優勢にし、安心感をもたらし、緊張を和らげてくれます。

頭痛、生理痛、炎症、スポーツ後の筋肉のケア、関節痛、痛風、肩こりなどの緩和に

アトピー性皮膚炎、慢性関節リウマチ等の症状緩和に

体のだるさ、不眠、耳鳴りの改善、胃腸の活性化

小顔、美白、くすみの改善に

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ふみ